GSルールの地雷トリル枠 【ウルトラルール】

先日は仲間大会「GS Battle」へのご参加ありがとうございました🙇

ポケットモンスターウルトラサン/ウルトラムーンが発売して1年と5ヶ月が終わり、レーティングが新シーズンへと移行し、INC.Aprilのスタートが見えてきた頃ですが、4月以降のWCSルールはINC.Aprilに合わせてウルトラシリーズへと移行します。
ウルトラシリーズでは、サン/ムーンシリーズで出禁を喰らっていたメガシンカ勢や合計種族値730以上のポケモンが解禁されることにより、ムーンルールまでとは比べ物にならない高火力高耐久ポケモンの席巻が予想されます。
このルールでは、シングルでいうところの対面構築のような「ただ押し合いに有利な構築」は伝説ポケモンの圧倒的火力と圧倒的耐久の前に何もできずに瞬殺されるのがオチでしょう。
しかし、強力な伝説ポケモンの多くはレックウザのように高火力と引き換えに自分から耐久を下げたり、カイオーガグラードンのような味方の素早さサポートがないと意外とあっさり撃破されてしまうポケモン、ゼルネアスやウルトラネクロズマのように強力だが明確な天敵が存在するポケモンがほとんどです。というかそういうのしかいません。
コイツらに対抗あるいはサポートするため一般ポケモンは補助技やスカーフを使った縛りを貼るわけですが、多くのパーティが採用している「能力変化によるS操作」はエレキネットや凍える風のように命中に不安があったり習得するポケモンが少ないゆえに使う技がバレバレだったりで(僕は)使いにくい印象を受けました。
ここで、「のうりょくを弄らずに」素早さを操作する技には「おいかぜ」と「トリックルーム(以下トリルと表記)」がありますが、今回の記事ではトリルに焦点を当てて解説していこう思います。

トリックルームの優位性」
トリックルームには、他のS操作技と比べて次のようなメリットが存在します。
1:相手のS操作技の影響を受けづらい
2:発動中に効果を打ち消すにはトリックルームを使用する必要がある
3:Zトリックルームの存在
4:同じ「能力変化無し」の追い風より1ターン多い
といった感じです。
逆にデメリットとしては、
1:使い手が限られている
2:始動がターンの終わりなので、妨害されやすい
3:こちらの素早さを下げる必要がある
4:相手に利用されることもある
といったものがあると思います。
しかし、デメリット1に関しては技マシンにある以上使い手がほぼ伝説か飛行タイプの「おいかぜ」よりはマシです。また、GSルームとはタイプ相性や盤面的不利をSサポートと伝説ポケモンの超パワーによって突破するルールなので、2と3で発生する通常時でのデメリットはあまり気になりません。
4に関してはまぁ……相手がトリル貼ってくれたら1ターンのアドバンテージが取れるので目を瞑ることにします。

【使い手】
メイン記事です。
ウルトラルールでの「おいかぜ」「トリックルーム」始動要員としては誰を思い浮かべますか?
《おいかぜ》
クロバット
サンダー
ボーマンダ
イベルタル
ルナアーラ
トゲキッス
バルジーナ
レックウザ
ヤミカラス
ギラティナ
マンタイン
ファイアロー
トリックルーム
クレセリア
ゴチルゼル
ドータクン
ルナアーラ
ネクロズマ
ディアルガ
パルキア
メガゲンガー
ドーブル
ニャオニクス
サマヨール
ミミッキュ
ヤレウータン
ツンデツンデ

このあたりではないでしょうか?
しかしコイツら、伝説とメガゲンガー以外やりたいことがバレバレです。はっきり言って確実に妨害されるかS操作されても影響の薄い選出をされるに決まっています。
そこで今回、2018年2月~2019年3月に開催された対戦オフや仲間大会の結果(あと公式大会アンリミテッド)からバレないくせに実力がある(ありそう)なトリックルーム要員を紹介させていただぎす。

1:キリンリキ

上から読めばキリンリキ、下から読んでもキリンリキキリンリキさんです。彼(彼女?)の特性は「せいしんりょく」。なんと猫騙しで怯みません。
そしてタイプはノーマル/エスパー。なんと追い風展開できる対トリックルーム要員として有名なルナアーラのタイプ一致攻撃を半減以下に抑えることができます。また、GSで強いスキルスワップや重力、サイドチェンジも覚えることができます。

2:オドシシ

広島で開催されたうみオフで出没したとされるゼルネアス(イツクシマの姿)。特性は威嚇とお見通し。どちらもかなり強力な特性です。コイツもスキルスワップや重力、なりきりを覚えます。地味に催眠術や封印も覚えるようです。タイプはノーマル単タイプです。

3:パッチール

種族値が全部60という良く言えばミュウ悪く言えばオニゴーリみたいなポケモン隠れ特性の天の邪鬼を相手の初手威嚇に発動させれば相手がブラウザーとかでパッチールについて調べる時間くらいは余裕で稼げます。タマゴ技に猫騙しやなりきりがあり、スキルスワップも使えます。金縛りアンコール嘘泣きもあり。

4:キュワワー

ムーンルールでホウオウと組んでいたとされる花飾り。耐久は十分にあり、特性のフラワーベールは回復効果のある技を優先度+3で出すことができます。素早さは100と決して遅くはないのですが、トリル下で味方のグラードンカイオーガに回復技をうって噴火潮吹きのダメージを上げることが可能です。

【総括】
いかがだったでしょうか?長くなった上に最後はメモのような形になってしまい申し訳ございません。
もしINCでこういったポケモンを見かけたらしっかりトリックルームを警戒して吠えてあげましょう。

【おまけ】
グーグルなどで検索に引っ掛かりやすいように単語並べます。
ウルトラルール ウルトラシリーズ ダブルバトル 禁止伝説 トリックルーム トリル トリックルームパーティ トリパ 地雷 マイナーポケモン INC